チョコレート

高校時代から、15年以上に渡って友情を育んできた友人が、いよいよ結婚することになりました。

その結婚式で、忘れられないプチギフトを頂きました。友人の旦那さんは、幼い頃から熱心に教会に通う、敬虔なクリスチャン。

その為、結婚式はホテルや結婚式場ではなく、彼が長らく通っていたこじんまりとした教会で挙げる事になりました。その結婚式は、親族と数名の友人のみの、とてもアットホームなもの。

手作りの温もりのある、とても静かであたたかな挙式は、一生私の心に残る素敵なものとなりました。神父の前で永遠の愛を誓い合い、一同の記念撮影が終わると、そこで列席者にサプライズプレゼントが待っていました。

「小さな音楽会」と題して、フルート奏者である友人のお姉さんと、その友人とが、私達の為に素敵な音楽会をひらいてくれました。

フルートやピアノの音色は、教会の内部で美しい音を反響させます。うっとりと音楽に浸り、最後には、「チョコレート」という曲が披露され、列席者の耳に素敵な余韻を残して、会はお開きとなりました。

挙式のみで披露宴は行わないことから、ご祝儀は受け取らないというスタイル。けれど最後に、列席者を見送る新郎新婦から、素敵なプチギフトが手渡されました。

それは、可愛らしい箱に入った、スイートミルクチョコレート。「チョコレート」という音楽と、プチギフトのチョコレートを頂き、五月の良く晴れた空の下、私達は幸せな気持ちが会場を後にしたのでした。